「イルシルは実際に使えるのか」「無料でどこまで試せるのか」「PowerPointで編集できるのか」——AIスライドツールを比べ始めると、確認したい点が次々に出てきます。ツールの数が増えるほど、料金や機能の情報も古いまま出回りがちで、何を信じてよいか迷いやすくなります。
イルシルは、日本語のテキストを入力するだけで、AIが枚数・構成・本文・デザインまで自動でつくる国産のスライド生成AIです。公式サイトでは、3,000種類以上のテンプレートとPDF・PowerPoint出力に対応しており、利用者は30万人とされています。ただし、無料プランでは出力ができないなど、契約する前に知っておきたい制限もあります。
この記事では、2026年9月22日時点の公式情報をもとに、イルシルの料金と無料プランの制限、AI学習の扱い、PowerPoint出力の注意点、Gamma・Canva・Copilot・Geminiとの違いを整理しました。イルシルは筆者が契約して使った実機レビューではなく、公式情報と公開レビューにもとづく解説です。
読み終える頃には、自分の用途にイルシルが合うか、別のツールを選ぶべきかを判断できるようになります。
※この記事はプロモーションを含みます。
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イルシルとは?できることと基本情報
まず、イルシルがどんなサービスで、どこまで自動化してくれるのかを確認します。ここを押さえると、他のツールとの比較もしやすくなります。
- 入力した内容から、AIが枚数・並び順・見出し・本文・デザインまで自動生成
- テンプレートは3,000種類以上、出力はPDFとPowerPoint(有料プラン)
- 対応ブラウザはGoogle ChromeとMicrosoft Edge
イルシルの基本スペック
| 項目 | 内容(公式サイトの記載) |
|---|---|
| できること | 入力内容から、スライドの枚数・並び順・見出し・本文・デザインまで自動生成 |
| テンプレート | 3,000種類以上 |
| 出力形式 | PDF、PowerPoint(PPTX) |
| 対応ブラウザ | Google Chrome、Microsoft Edge |
| 利用実績 | 30万人が利用、国内上場企業1,300社以上(2025年4月時点) |
| Googleスライド | 公式サイトに対応の記載なし |
| 商用利用 | すべてのプランで許可 |
資料ができるまでの流れ
使い方は、内容を入力し、AIが生成した資料をテンプレートで整え、出力するという流れです。AIが下書きをつくる工程と、人が確認する工程に分けて考えるのがポイントです。
特に④の確認は欠かせません。AIは一般的な構成や表現をつくるのは得意ですが、自社の数字、事例、顧客ごとの条件までは補えません。イルシルに限らず、AIが生成した資料は「初稿」として扱うのが安全です。
公式サイトで料金・機能を確認できます(無料プランは出力不可)
イルシルの料金プランと無料でどこまで試せるか
契約前にいちばん気になるのが料金と無料プランの範囲です。ここでは、公式の料金ページの内容を整理します。他の解説記事には月額1,680円や「ビジネスプラン」といった古い表記が残っていることがあるため、最新の情報は公式ページで確認してください。
- フリーは無料で、AI生成は月3枚、PDF・PowerPoint出力は不可
- パーソナルは月額1,848円(税込)で、AI生成は月40枚、出力が可能
- 無料トライアルは年間プランの新規申込時の3日間のみ
4つのプランの違い
| 項目 | フリー | パーソナル | パーソナルプラス | 法人 |
|---|---|---|---|---|
| 料金(税込) | 無料 | 1,848円/月 | 66,000円/年(月額換算5,500円) | 応相談 |
| AI生成(月) | 3枚 | 40枚 | 200枚(1人あたり) | 500枚(1人あたり) |
| レポート生成(月) | 3枚 | 10枚 | 100枚(1人あたり) | 200枚(1人あたり) |
| 作成できる資料数 | 3個まで | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
| PDF・PowerPoint出力 | 不可 | 可 | 可 | 可 |
| PDF・画像の参照 | 不可 | 可 | 可 | 可 |
| メンバー招待 | 不可 | 不可 | 可 | 可 |
出典:イルシル公式 料金プラン(2026年9月22日時点)。6か月プランや年間プランの割引額は、公式の料金ページで確認してください。
無料プランで試せること・試せないこと
フリープランでも、AIによる資料の生成は体験できます。ただし、PDFやPowerPointへの出力ができないため、「出力後のPowerPointがどのくらい崩れるか」は無料では確認できません。実務で使うなら、最終的には有料プランで出力を試すことになります。
無料トライアルは、パーソナルまたはパーソナルプラスの年間プラン(1年)を新規で申し込む場合に限り、3日間利用できます。月額プランや6か月プランは対象外です。まず試したい人は、フリープランで生成の質を確認し、必要になった段階で月額プランを検討する流れが現実的です。
入力した内容はAI学習に使われる?セキュリティの確認
社内資料や顧客向けの提案書をつくるなら、入力した内容がどう扱われるかは重要な判断材料です。ここでは、公式サイトの記載をもとに整理します。
- 公式サイトでは、入力内容は学習に使われず、無料プランを含むすべてのプランが対象と記載
- ISO/IEC 27001(ISMS)認証取得済と記載
- 法人向けにはセキュリティチェックシートへの対応(有料)がある
公式の記載内容
イルシルの公式サイトには、「入力した内容は学習に使われません。無料プランを含むすべてのプランが対象です」との記載があります。また、情報セキュリティの国際規格であるISO/IEC 27001(ISMS)の認証を取得していることも示されています。以前は「ユーザーの事前の同意なく学習に使わない」といった表現の解説も見られましたが、現在の公式の記載は、より明確に「学習に使われない」となっています。
それでも確認しておきたいこと
「学習されない」ことと、「どんな機密情報を入れてもよい」ことは別の話です。顧客名、未公開情報、契約情報などを扱う場合は、社内のAI利用ルールや情報システム部門の判断に従う必要があります。法人で導入する場合は、セキュリティチェックシートへの対応(有料)などを、営業担当に確認するとよいでしょう。
PowerPoint出力と編集で確認したいこと
イルシルで作った資料を最終的にPowerPointで仕上げる人は多いはずです。この章では、出力にまつわる注意点をまとめます。
- PowerPoint出力は有料プランから
- 公開レビューでは、8〜9割の完成度で、最後は人の微調整が必要という声が多い
- 出力後のフォントや改行、図形の崩れを1枚ずつ確認
出力は有料プランから、確認は1枚目から
前述のとおり、PowerPoint出力は有料プランで使えます。公開されているレビュー記事では、「10分ほどで8〜9割の完成度になるが、最後の微調整は必要で、PowerPointとの併用が現実的」という趣旨の感想が多く見られます。日本語のレイアウトが崩れにくいテンプレート設計が強みとされる一方、完全にオリジナルの資料をつくりたい場合は不向きとの評価もあります。
実際に使うときは、まず1〜2枚だけ生成して出力し、次の点を確認してみましょう。
- フォントが自分のパソコンにある書体で表示されるか
- 文字の折り返しや改行が意図どおりか
- 図形・表・グラフが編集できる状態か
- 会社のテンプレートやロゴを後から差し込めるか
出力の判断に絞った解説は、以下の記事でも紹介しています。
イルシルからパワポで崩れる原因は?PPTX出力とフォントの直し方
イルシルで作った資料をPowerPointで開くと崩れる原因と直し方を解説。フォント埋め込み、修正はPowerPointかイルシルか、IllustratorデータのPowerPoint活用方法まで、公式情報をもとに整理します。
TREND ポータルGamma・Canva・Copilot・Geminiとの違い
AIスライドツールは、「どこで仕上げるか」で向き不向きが分かれます。この章では、代表的なツールとの違いを、編集の中心となる場所から整理します。
- PowerPointで仕上げるなら、イルシルまたはMicrosoft 365 Copilot
- Googleスライドで共同編集するなら、GeminiなどGoogle環境のAI
- Webでの共有やデザイン重視なら、GammaやCanva
| ツール | 向いている人 | 編集の中心 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| イルシル | 日本語のビジネス資料を短時間でつくりたい人 | 出力したPowerPointファイル | 無料は出力不可。Googleスライドは公式に対応の記載なし |
| Microsoft 365 Copilot | PowerPoint上でAIを使いたい人 | PowerPoint | Microsoft 365環境と、対応ライセンスが必要 |
| Gemini(Google Workspace) | Googleスライドで共同編集したい人 | Googleスライド | Google Workspace環境が前提 |
| Gamma | Webで見せる資料をつくりたい人 | Web(カード形式) | 公式サイト。PPTX出力はレイアウトのずれが出るという声も |
| Canva | デザインや画像素材を重視する人 | Canva上 | 公式サイト。本文は自分で準備する場面が多い |
各ツールの料金や機能は更新が早いため、比較の際は必ず公式サイトで最新の情報を確認してください。
迷ったときの選び方
- PowerPointで仕上げる日本語の営業資料・社内資料が多い → イルシルを候補にする
- 会社がMicrosoft 365中心で、PowerPoint内で完結させたい → Copilotを確認する
- Googleスライドで複数人が同時に編集する → Google環境のAIを優先する
- Webで見せる資料や、デザイン性を重視する → GammaやCanvaを試す
イルシルが向いている人・向かない人
ここまでの内容をふまえ、向いている人と向かない人を整理します。
- 向いているのは、日本語の資料のたたき台を早くつくりたい人
- 向かないのは、完全オリジナルのデザインや、緻密なデータ分析資料を求める人
- 機密情報を扱うなら、社内ルールの確認が先
向いている人
- 営業資料・提案書・研修資料の下書きを短時間でつくりたい
- 白紙から構成を考える時間を減らしたい
- テンプレートで統一感のある資料をつくりたい
- PowerPointで最終調整するのが前提
向かない人
- デザインを一から細かく作り込みたい
- Googleスライドで共同編集するのが中心
- 専門的なデータ分析や、独自性の高い提案を自動化したい
- 社内ルールで外部のAIサービスに入力できない
公式サイトで料金・機能を確認できます(無料プランは出力不可)
イルシルに関するよくある質問
読者の方が気にしやすい点を、公式サイトの記載をもとにQ&A形式でまとめました。
イルシルは無料で使えますか?
フリープランがあり、AI生成は月3枚、作成できる資料は3個までです。ただし、PDF・PowerPointへの出力はできません。
イルシルの料金はいくらですか?
公式の料金ページでは、パーソナルが月額1,848円(税込)、パーソナルプラスが年額66,000円(税込・月額換算5,500円)、法人は応相談です。最新の料金は公式ページで確認してください。
イルシルのAIは入力内容を学習しますか?
公式サイトでは、入力した内容は学習に使われず、無料プランを含むすべてのプランが対象と記載されています。機密情報を扱う場合は、社内のAI利用ルールも確認してください。
PowerPointで編集できますか?
有料プランで、PowerPoint(PPTX)とPDFに出力できます。出力後のフォントや改行の崩れは、1枚ずつ確認するのが安全です。
Googleスライドで使えますか?
公式サイトにGoogleスライドへの対応の記載はありません。PowerPointファイルをGoogleスライドで開く方法はありますが、公式の連携機能ではなく、レイアウトが変わる可能性があります。
商用利用はできますか?
公式サイトでは、すべてのプランで商用利用が許可されると記載されています。
無料トライアルはありますか?
パーソナルまたはパーソナルプラスの年間プラン(1年)を新規で申し込む場合に限り、3日間の無料トライアルがあります。月額プランや6か月プランは対象外です。
まとめ|イルシルは「PowerPointで仕上げる日本語資料」に向く
- イルシルは、入力内容から枚数・構成・本文・デザインまで自動生成する国産のAIスライド作成ツール
- 無料プランはAI生成が月3枚で、PDF・PowerPoint出力は不可
- パーソナルは月額1,848円(税込)で、出力が可能
- 入力内容は学習に使われないと公式に記載されているが、機密情報は社内ルールを確認
- 「どこで仕上げるか」で、Copilot・Gemini・Gamma・Canvaと使い分ける
まずは無料プランで生成の質を確認し、PowerPoint出力が必要になった段階で、月額プランを検討するとよいでしょう。
この記事を書いた人
サク(九州出身・株式会社ponista運営)
家電サービスマンやスマートフォンの個人販売・店頭販売、携帯電話販売会社の運営に携わった経験を持ち、iモード時代からホームページ制作にも携わってきました。iPhone SE、iPhone 14、iPhone 15、iPhone 16 Pro、Androidスマートフォン、iPadなどを実際に使用し、機種ごとの使いやすさや設定方法を確認したうえで記事を執筆しています。
