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【2026年10月】Google Chromeアップデート動向まとめ|Chrome 155の新機能・脆弱性修正と156の変更点

【2026年10月】Google Chromeアップデート動向まとめ|Chrome 155の新機能・脆弱性修正と156の変更点

「Chromeの更新が最近やけに多い気がする」「再起動を求められたけど、何が変わったの?」——そんな疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。

2026年10月のGoogle Chromeは、Chrome 155の正式公開に始まり、わずか10日ほどの間に3回のセキュリティ更新が配信されるなど、動きの多い1か月になっています。さらに10月20日にはChrome 156の安定版公開も予定されています。

この記事では、2026年10月のChromeアップデートを時系列でわかりやすく整理し、新機能・セキュリティ修正の中身、そして今すぐやっておくべきことまでまとめて解説します。(情報は2026年10月18日時点のものです)

目次[閉じる]

結論:2026年10月のChrome、押さえるべきポイント

  • 最新の安定版は「Chrome 155.0.8059.84/.85」(10月15日公開)
  • 10月だけで合計290件以上の脆弱性を修正。うち「Critical(緊急)」が計12件
  • 現時点で実際に悪用された報告はなし。ただし早めの更新+再起動が推奨
  • Chrome 155ではJPEG XL画像の表示や耐量子暗号などに対応
  • 9月からChromeは2週間ごとのリリースに移行。更新通知が増えたのはこのため
  • Chrome 156は10月20日に安定版公開予定

やることはシンプルで、「Chromeを最新版にして再起動する」だけでOKです。手順は後半で紹介します。

2026年10月のChromeアップデート一覧(時系列)

10月に公開された主なアップデートを、日付順にまとめました(日付は米国時間)。

公開日 対象 バージョン 内容
10月6日 PC(Windows/Mac/Linux) 155.0.8059.39/.40 Chrome 155 正式公開。脆弱性247件を修正(Critical 4件)
10月13日 PC 155.0.8059.79/.80 セキュリティ更新。脆弱性37件を修正(Critical 7件)
10月13日 Android 155.0.8059.79 PC版と同等のセキュリティ修正
10月14日 PC・Android 156.0.8078.35〜 Chrome 156の「早期安定版」を一部ユーザーに先行配信
10月15日 PC 155.0.8059.84/.85 セキュリティ更新。脆弱性10件を修正(Critical 1件)
10月15日 Android 155.0.8059.84 PC版と同等のセキュリティ修正
10月20日(予定) PC・Android ほか Chrome 156 安定版の公開予定

特に10月13日→15日はわずか2日差での更新となっており、セキュリティ対応のスピードが上がっていることがわかります。

Chrome 155の主な新機能

10月6日に公開されたChrome 155では、一般ユーザーにも関係する変更がいくつか入っています。

Chrome 155 主な新機能1JPEG XL画像表示高画質・小容量な次世代形式に対応デコーダーはRust実装で安全性も配慮2PWAのウィンドウ操作最大化・最小化がアプリらしくインストール済みWebアプリが対象3耐量子暗号に対応WebCryptoでML-KEM等が利用可能に将来の通信の安全性強化が目的4開発者向け機能追加CSSのsymbols()・margin-trim等Web制作者向けの細かな改善
Chrome 155で追加された主な4つの新機能

JPEG XL画像の表示に対応

次世代の画像形式「JPEG XL(.jxl)」をChromeで表示できるようになりました。JPEG XLは、従来のJPEGより高画質・小容量を実現しやすい形式です。デコーダー(画像を読み込む部分)はメモリ安全性の高いRust言語で書かれており、セキュリティ面にも配慮されています。

今後、写真の多いサイトやブログで採用が進めば、ページの表示がより速く・きれいになることが期待できます。

Webアプリ(PWA)のウィンドウ操作がアプリらしく

ウィンドウ管理の許可を得たWebアプリが、最大化・最小化・元に戻すといった操作をネイティブアプリに近い形で行えるようになりました。Chromeから「アプリとしてインストール」したWebサービスが、より普通のアプリに近い使い心地になります。

耐量子暗号に対応(WebCrypto)

将来の量子コンピューターでも解読が難しいとされる耐量子暗号(ML-KEM、ML-DSA、X-Wing)が、Webの暗号機能(WebCrypto)で使えるようになりました。ユーザーが直接操作するものではありませんが、将来に向けた通信の安全性強化の一歩です。

開発者向けの追加機能

CSSのsymbols()関数やmargin-trimプロパティなど、Web制作者向けの機能も追加されています。

10月のセキュリティ修正まとめ|Criticalは計12件

10月はセキュリティ修正が非常に多い月になりました。

バージョン 修正件数 Critical High
155.0.8059.39/.40(10/6) 247件 4件 53件
155.0.8059.79/.80(10/13) 37件 7件 29件
155.0.8059.84/.85(10/15) 10件 1件 6件

Criticalと評価された脆弱性の多くは「解放後メモリ使用(Use after free)」と呼ばれる種類のもので、ブラウザ本体、PDF表示、ネットワーク、ページの先読み(Prerender)などの部分で見つかっています。悪意のあるWebページを開くだけで攻撃につながるおそれがあるタイプの不具合です。

なお、2026年10月18日時点で、これらが実際に悪用されたという報告はありません。とはいえ、修正内容が公開された後は攻撃者に狙われやすくなるため、できるだけ早く更新しておくのが安心です。

ちなみにChrome 155の修正では、AIツールの支援を受けて報告された脆弱性も含まれており、AIを活用した脆弱性発見が進んでいることも修正件数の増加の背景にあると考えられます。

Chromeの更新が増えた理由|「2週間リリース」への移行

「最近Chromeの更新が多い」と感じる一番の理由は、リリースサイクルの変更です。

Googleは2026年9月、Chrome 153から安定版のリリースを4週間ごとから2週間ごとに短縮しました。対象はPC・Android・iOSのすべてです。

  • メリット:セキュリティ修正がより早くユーザーに届く
  • 変わらない点:大きな機能追加は従来どおり8週間ごとの節目(Chrome 156、160など)が中心
  • 企業向け:頻繁な更新に対応しにくい組織向けに「延長安定版(Extended Stable)」も継続
リリース間隔の変化(Before / After)Before(〜Chrome 152まで)4週間4週間4週間After(Chrome 153〜)2週2週2週2週2週2週セキュリティ修正がより早く届く一方、更新通知が増えたのはこのためです
リリース間隔が4週間から2週間に短縮されました

つまり、バージョン番号の進みが速くなったのは仕様どおりで、不具合や異常ではありません。

Chrome 156(10月20日公開予定)で何が変わる?

Chrome 156は10月14日から一部ユーザーへの先行配信が始まっており、10月20日に安定版として公開予定です。現時点で公表されている主な変更点は次のとおりです。

  • IndexedDB(サイトのデータ保存の仕組み)がSQLiteベースに移行:新しく作られるデータから順次。既存データへの影響はありません
  • CSSの新機能:random()関数、スクロール関連の新しい指定方法など
  • WebTransportの強化:カスタムヘッダーの送信に対応
  • Fenced Frames関連APIの段階的な廃止:プライバシーサンドボックス関連機能の整理が続いています
Chrome 156(10月20日予定)で変わること① IndexedDBがSQLiteベースに移行 既存データへの影響なし② CSSの新機能 random()関数・スクロール関連の新指定③ WebTransportの強化 カスタムヘッダー送信に対応④ Fenced Frames関連APIの整理 段階的な廃止が継続
Chrome 156(10月20日公開予定)での主な変更点

一般ユーザーが目に見えて変わる部分は少なめですが、Webサイトの表示や動作の土台が改善されるアップデートです。公開後に新たな情報があれば追記します。

Android・iPhone版Chromeの状況

スマホ版Chromeの状況Android最新:155.0.8059.84(10月15日公開)Google Playで順次配信iPhone / iPadApp Store経由で更新ベータ版は157をテスト中自動更新オンが推奨
スマホ版Chromeの最新バージョンと更新方法
  • Android:最新は155.0.8059.84(10月15日公開)。Google Playで数日かけて順次配信されます
  • iPhone/iPad:App Store経由で更新されます。ベータ版では次期バージョン157のテストが始まっています

スマホ版も2週間ごとの更新になっているため、アプリの自動更新をオンにしておくのがおすすめです。

今すぐやるべきこと:Chromeを最新版にする手順

今すぐやること|3ステップ早見表パソコン①「︙」→ヘルプ②Chromeについて③自動更新を確認④再起動で完了Android①Playストアを開く②アプリ管理を開く③Chromeを更新iPhone/iPad①App Storeを開く②アカウント確認③Chromeを更新
パソコン・Android・iPhoneそれぞれの更新手順

パソコン(Windows・Mac)の場合

  1. Chrome右上の「︙」(その他メニュー)をクリック
  2. 「ヘルプ」→「Google Chromeについて」を選択
    (アドレスバーに chrome://settings/help と入力してもOK)
  3. 自動で更新の確認とダウンロードが始まります
  4. 「再起動」ボタンを押して完了

ポイント:Chromeは裏側で自動更新されますが、再起動するまで修正は反映されません。タブを開きっぱなしで何日も使っている方は要注意です。再起動しても、開いていたタブは基本的に復元されます。

Androidの場合

  1. Google Playストアを開く
  2. 右上のプロフィールアイコン→「アプリとデバイスの管理」
  3. 「アップデート利用可能」からChromeを更新

iPhone・iPadの場合

  1. App Storeを開く
  2. 右上のアカウントアイコンをタップ
  3. アップデート一覧からChromeを更新

「最新です」と出るのにバージョンが上がらないときは

Chromeのアップデートは数日〜数週間かけて段階的に配信されます。そのため「Google Chromeは最新版です」と表示されても、記事で紹介したバージョンになっていないことがあります。基本的には数日待てば自動で届きます。

また、Chrome 155はWindows 10以降(Arm版はWindows 11以降)、macOS 13 Ventura以降が動作条件です。これより古いOSでは最新版に更新できないため、OSのアップデートや買い替えも検討しましょう。

よくある質問

Q. Chromeの最新バージョンはいくつ?

A. 2026年10月18日時点の安定版はChrome 155.0.8059.84/.85です。10月20日にChrome 156が公開予定です。

Q. 更新しないとどうなる?

A. 修正済みの脆弱性が残ったままになり、悪意のあるサイトを開いた際に攻撃を受けるリスクが高まります。特に10月はCriticalの修正が多いため、早めの更新をおすすめします。

Q. Edgeなど他のブラウザも影響を受ける?

A. Microsoft EdgeなどChromiumベースのブラウザも同様の修正が必要です。Edgeでも10月15日に対応版が公開されています。

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まとめ

2026年10月のGoogle Chromeは、Chrome 155の公開と立て続けのセキュリティ更新が中心の1か月でした。

  • 最新版はChrome 155.0.8059.84/.85。Criticalを含む多数の脆弱性を修正
  • JPEG XL対応や耐量子暗号など、将来を見据えた機能も追加
  • 2週間リリースへの移行で、更新通知が増えるのは正常
  • 10月20日にはChrome 156が公開予定

まずは「Google Chromeについて」を開いて、最新版への更新と再起動を済ませておきましょう。

この記事を書いた人

執筆者サク

サク(九州出身・株式会社ponista運営)

家電サービスマンやスマートフォンの個人販売・店頭販売、携帯電話販売会社の運営に携わった経験を持ち、iモード時代からホームページ制作にも携わってきました。iPhone SE、iPhone 14、iPhone 15、iPhone 16 Pro、Androidスマートフォン、iPadなどを実際に使用し、機種ごとの使いやすさや設定方法を確認したうえで記事を執筆しています。

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